
世田谷文学館「士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」
圧倒的な人気を誇るSF作品の金字塔『攻殻機動隊』を生んだ漫画家・士郎正宗の創作の軌跡をたどる展覧会が、東京で始まる。
士郎は1985年に『アップルシード』で商業デビューし、1989年に『攻殻機動隊』の連載をスタート。情報化社会やサイボーグ技術といった当時はまだ一般化していなかったテクノロジーをいち早く取り入れた先見的な世界観、細密な作画、膨大な情報量で構築された物語が、多くの読者とクリエイターに衝撃を与えてきた。
展覧会では、士郎が手がけた『アップルシード』『ドミニオン』『攻殻機動隊』『仙術超攻殻ORION』など、多彩な作品群について、アナログ原稿やデジタル出力原稿で紹介。作家自身のコメントや蔵書も展示され、創作の背景や個人的な関心に迫る。
アニメやゲーム、画集などジャンルを超えて活動してきた士郎正宗だが、これほどの規模でその全貌を紹介する展覧会は今回が初めて。開館30周年を迎える世田谷文学館がこれまで力を入れてきた〈漫画〉〈SF〉展示の集大成としても注目される。
「士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」は世田谷文学館で、2025年4月12日(土)〜8月17日(日)に開催。観覧料は一般 1,500円など。
4月12日と13日はオンラインチケットのみで、当日券の販売はない。
©Shirow Masamune/KODANSHA
©Shirow Masamune/SEISHINSHA
©Shirow Masamune/「士郎正宗の世界展」製作委員会

世田谷文学館「士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」

世田谷文学館「士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」

世田谷文学館「士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」