特集
    特集「鳥取県立美術館」 ― 県立でほぼ最後の美術館、いよいよオープン!

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    日本でほぼ最後の県立美術館となる鳥取県立美術館が、ついに開館! 豊かな自然に囲まれた鳥取・倉吉の地に誕生する美術館は、地域の文化や歴史を掘り下げながら、新たな芸術の可能性を探る場となります。多彩な展示やプログラムを通じて、訪れる人々に発見や対話の機会を提供し、芸術を身近に感じられる空間を目指します。

    https://tottori-moa.jp/

    鳥取県立美術館 ロゴ
    鳥取県立美術館


    開館記念のテープカット
    開館記念のテープカット





    鳥取県立美術館 開館記念特別インタビュー
    尾﨑信一郎館長に聞く

    鳥取県立美術館 尾﨑信一郎館長
    鳥取県立美術館 尾﨑信一郎館長

    Q. 鳥取県立美術館の開館にあたって、コンセプトやビジョンを教えてください。

    A. 鳥取県立美術館はブランドワードとして「OPENNESS!」、つまり地域と来場者に向かって開かれていることをミッションの根幹としています。広いフリーゾーンを備えた明るく開放的な建築、ジャンルごとに設えられた広いコレクションギャラリー、そして美術を主体的にとらえていただくためのアート・ラーニング・ラボをはじめとするさまざまなプログラムを準備して、多様な価値観を受け入れるとともに新しい価値を生み出す美術館でありたいと願っています。

    Q. 鳥取県ならではの特徴や、他の美術館と異なる点はありますか?

    A. 鳥取県ならでは、という質問に答えて、特に県外から訪れる方へのメッセージをお伝えします。東京圏、関西圏のいずれからも倉吉市は決して訪れやすい場所ではありません。しかし逆にそのような土地を訪れるのであれば、ゆっくり滞在して美味しい食材を生かした料理、県内各地の温泉、あるいは砂丘や大山といった雄大な自然も楽しんでいただきたいと思います。美術館がなければ訪ねることのなかった土地への旅行はきっと一生の思い出として残ることと思います。

    Q. 訪問を楽しみにしている方々にメッセージをお願いします。

    A. 県立レベルではほぼ最後発の美術館が開館いたします。新しい美術館では最後発であるがゆえに可能な新しい発想や斬新な理念に基づいた活動を準備しています。これまで十分に知られることのなかった鳥取という地域ゆかりの美術を全国に発信し、先進的な展示や普及活動を通して新しい美術館の姿を県内外、国内外に示すことをめざします。地方の美術館の魅力は所在する風土との関係を抜きにして考えることはできません。どうかこの機会に美術館を訪れ、自然に恵まれ、風光明媚な地域の魅力を再確認していただきますように。




    開催中の展覧会
    ART OF THE REALアート・オブ・ザ・リアル 時代を超える美術 -若冲からウォーホル、リヒターへ-
    2025年3月30日(日)~6月15日(日)
    https://tottori-moa.jp/exhibition/view/exhibition-01/

    ART OF THE REALアート・オブ・ザ・リアル 時代を超える美術 -若冲からウォーホル、リヒターへ-

    開館を記念する本展では「リアル」というテーマを軸に、江戸絵画から現代美術まで約180点の作品を紹介します。美術における「リアル」は、写実だけでなく、絵画独自の表現や誇張、日常の光景など、多様な形で追求されてきました。本展ではその多様性を探り、美術の可能性を広く提示します。館のコレクションと全国の美術館からの名品を通じて、鳥取県立美術館の方向性と美術館の未来を見通す機会になります。

    アイエム取材レポート → 鳥取県立美術館がオープン ― 開館記念展は「リアル」を探求



    注目の展覧会が続々と。あなたはいつ行く?
    鳥取県立美術館 2025年度 年間スケジュール

    ART OF THE REALアート・オブ・ザ・リアル 時代を超える美術 -若冲からウォーホル、リヒターへ-
    2025年3月30日(日)~6月15日(日)
    https://tottori-moa.jp/exhibition/view/exhibition-01/
    ART OF THE REALアート・オブ・ザ・リアル 時代を超える美術 -若冲からウォーホル、リヒターへ-

    ※開催中


    水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~
    2025年3月30日(日)~6月15日(日)
    https://tottori-moa.jp/exhibition/view/exhibition-02-2/
    水木しげるの妖怪 百鬼夜行展 ~お化けたちはこうして生まれた~

    水木しげるの生誕100周年を記念し、妖怪画の制作過程に焦点を当てた展覧会です。『ゲゲゲの鬼太郎』などの代表作を生んだ水木しげるの創作の背景を、収集した書籍や関連資料とともに紹介します。妖怪文化の系譜をたどりながら、水木しげるの妖怪画100点以上を一挙公開し、その緻密な筆致と独自の世界観を堪能できる内容となっています。  


    The 花鳥画―日本美術といきものたち―
    2025年3月30日(日)~6月15日(日)
    https://tottori-moa.jp/exhibition/view/exhibition-03-2/
    The 花鳥画―日本美術といきものたち―
    島田元旦 《花鳥図押絵貼屏風(部分)》天保8年(1832)

    日本の絵画や工芸に登場する花や鳥、動物などの生き物をテーマに、江戸時代の多彩な「花鳥画」を紹介する展覧会です。生き物たちに込められた「美」の多様な表現を探ります。また、令和5年度に収集された伊藤若冲の墨画「花鳥魚図押絵貼屏風」が初公開される点も大きな見どころです。  


    CONNEXIONS | コネクションズ ―接続するアーティストたちー
    2025年3月30日(日)~6月15日(日)
    https://tottori-moa.jp/exhibition/view/exhibition-04-2/
    CONNEXIONS | コネクションズ ―接続するアーティストたちー
    mamoru  zczecin(ポーランド)でのワークショップの様子 2024年5月15日(photo: Tien Zong Yuan)

    現代社会の分断を超え、新たなつながりを生み出すアーティストたちを紹介する展覧会です。音、映像、パフォーマンスなど多様な表現を用い、未来の社会のあり方を模索する作品が並びます。サウンド・アーティストのmamoruや、南京と東京を拠点とするクリエーター集団「刷音(Sure-in)」など、国内外の新進気鋭の作家が参加予定です。



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    2025年3月30日(日)〜6月15日(日)
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