東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」
2022年に創立150年を迎える東京国立博物館は、記念事業などを発表した。
東京国立博物館は1872年、旧湯島聖堂の大成殿で開催された博覧会を機に文部省博物館として発足。1900年には東京帝室博物館、1947年に国立博物館、1952年に現在の東京国立博物館と改称された。
創立150年を記念し、2022年10月18日(火)〜12月11日(日)には、特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」を2部構成で開催。
第1部「東京国立博物館の国宝」では、150年の歴史上はじめて、所蔵する国宝89件すべてを展示。 なかでも国宝刀剣19件は、同じ空間で一堂に展示。「国宝刀剣の間」が実現する。
第2部「東京国立博物館の150年」では、日本の博物館の歴史ともいえる東京国立博物館の150年を3期に分け、関連する作品や資料、再現展示、各時代の映像などを通してわかりやすく紹介する。
特集展示も、例年の1.5倍となる約30件開催する。
また、150年記念のロゴマークも制定。東京国立博物館の所蔵品や、本館、表慶館の建築装飾に使われている「唐草文」をモチーフとしており、シルクロードを経て日本に伝わった唐草文で、世界とのつながりを象徴する。
記念ロゴマークのデザインは、東京国立博物館学芸企画部企画課デザイン室の萩堂正博研究員が手がけた。
150年の歩みをまとめた『東京国立博物館百五十年史』も編纂、2022年8月31日に刊行する(予定)。
東京国立博物館創立150年記念ロゴマーク
創立150年記念キービジュアル
創立150年記念特集展示「未来の国宝 ─ 東京国立博物館 書画の逸品 ─」
東京国立博物館創立150年記念ロゴマーク