《虎の図》 狩野了承 江戸時代
酒田市立資料館
了承(1768~1846)は酒田台町(現在の山形県酒田市日吉町)生まれの絵師です。江戸へ出て奥絵師・狩野探信に入門した後、狩野梅笑の養子となり、深川水場狩野家の4代目を継ぎました。将軍徳川家斉の姫である、和姫、溶姫、峯姫、暉姫、喜代姫らの御用絵師として活躍しました。幕末期に庄内藩の御抱絵師になったと伝えられます。こちらの作品は了承が65歳の時に制作されたものです。
担当者からのコメント
ぎょろりと大きな目がチャームポイントの、当館でも人気の作品です。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました