2017年6月19日(月)、東京・台東区の国立西洋美術館で「アルチンボルド展」のプレス向け内覧会が開催された。
果物や野菜、魚や書物といったモティーフを思いがけないかたちで組み合わせた寓意的な肖像画で知られる、ジュゼッペ・アルチンボルド(1526-1593年)をテーマにした展覧会。
アルチンボルドはイタリア・ミラノ生まれ。自然科学に深い関心を示したマクシミリアン2世、稀代の芸術愛好家として知られるルドルフ2世という神聖ローマ皇帝たちに寵愛され、独創的でユニークな作品を制作。20世紀のシュルレアリスム以後のアーティストたちにも、大きな刺激を与えた。
アルチンボルドは油彩作品が少ない事もあり、まとまった数の作品を揃える事が難しい作家だが、今回はハプスブルク家の神聖ローマ皇帝のために最初のヴァージョンが制作された連作『四季』《春》《夏》《秋》《冬》が揃って展示されるのをはじめ、主要作品が来日。『四代元素』《水》《大気》《火》《大地》も展示される(うち《大気》と《火》は6月24日(土)から展示)。
同時代や周辺の作品も含めて、約100点でアルチンボルドのイメージ世界の生成の秘密に迫る。
アルチンボルドをテーマにした展覧会が日本で開催されるのは、今回が初めてとなる。
「アルチンボルド展」は国立西洋美術館で、2017年6月20日(火)~9月24日(日)に開催。観覧料は一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円、中学生以下は無料。前売りはそれぞれ200円引きで2017年6月19日(月)23:59まで発売。
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