本物と見紛うほどの精巧な花や草木。須田悦弘(1969 ~)は独学で木彫の技術を磨き、朴の木で様々な植物の彫刻を制作してきました。その木彫技術もさることながら、思いがけない場所に作品を設置するインスタレーションは空間と作品が一体となり、独自の世界をつくりあげます。
今回、初期作品から本展のための新作までを展示し、その様々な制作面をご覧いただくとともに、松濤美術館に作品を配することで、白井晟一建築を舞台にしたインスタレーションとしても須田悦弘の世界をお楽しみいただきます。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました