「いちはらアート×ミックス」は「晴れたら市原、行こう。」をコンセプトに、2014年に第1回が始まり、以降トリエンナーレ形式で開催され、2020年3月に「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020」として第3回目の開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため開催を延期し、この度「房総里山芸術祭いちはらアート×ミックス2020+」として開催を迎えます。
この延期した約1年半の中で大きく社会情勢は変化し、人と人との距離や食のあり方、イベントの鑑賞方法も変わってきました。作品の鑑賞には万全な対策を講じ、来場者・地域住民双方にとって「安心安全で楽しい芸術祭」を目指します。
会場となる市原市は、千葉県の中央に位置する人口約27万人の都市です。市の北部には日本有数の石油コンビナート群が立地する一方、南部には養老川の恵みがもたらす田園風景や先人たちが古来より守り育んできた美しい里山が広がり、春には満開の菜の花の中をトロッコ列車がのどかに走ります。都心や成田・羽田の両国際空港に近い立地ながら、人々の安らぎと共感を呼ぶ日本の原風景があります。
・地域が持つ魅力的な資源をいかして作品をつくること
・作品制作や作品の維持管理を通してアーティストと地域と繋がり、地域への愛着と誇りを醸成すること
・作品を道しるべに、来場者は地域を巡り、地域の価値・魅力を理解すること
コロナ禍を経験した世界の、「新たな芸術祭」のあり方を、「房総の里山から世界を覗く」というテーマを持って、作り上げます。
地域を巻き込んだ芸術祭では地元の方の話を聞くと、より楽しく鑑賞できます。