深沢紅子展 野の花によせて

    武蔵野市立吉祥寺美術館 | 東京都

    生涯を通じて花と女性像を中心に制作を行った深沢紅子(1903-1993)は、岩手県盛岡に生まれ、女子美術学校(現・女子美術大学)日本画科に入学、その後油彩画科に転向して岡田三郎助に学びました。同郷の油彩画科・童画家の深沢省三と結婚し、一時期吉祥寺に居住していましたが、終戦を機に帰郷。省三とともに岩手美術研究所を設立するなど美術教育にも力を注ぎました。1955年に再び上京し練馬にアトリエを構えましたが、76歳のときに自宅アトリエが全焼するという悲劇に見舞われます。こうした困難な時期をも乗り越え、意欲的に制作を続けましたが、夫・省三が没してちょうど1年後の1993年、90歳の生涯を閉じました。 深沢紅子の個人美術館は郷里盛岡と長年避暑に訪れた軽井沢にあり、いずれも「野の花美術館」と名付けられ、親しまれています。本展は、ご遺族ならびに軽井沢の深沢紅子野の花美術館のご協力のもと、晩年の水彩画を中心に展示し、吉祥寺にも縁のあるこの作家をあらためて紹介するものです。「私はすべて野の花から教えられた」と語ったという深沢紅子。没後20年を迎えようとしている今日にあってなお、私たちが野の花やその姿を愛したこの作家から学ぶことは多いのではないでしょうか。
    会期
    2012年9月15日(土)〜11月4日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~19:30
    料金
    入館料 100円
    ※小学生以下・65歳以上・障がい者の方は無料
    休館日 9月26日(水)、10月31日(水)
    公式サイト http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum
    会場
    武蔵野市立吉祥寺美術館
    住所
    〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-16 FFビル(コピス吉祥寺A館)7階
    0422-22-0385
    深沢紅子展 野の花によせてのレポート
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    花の‘気持ち’を描く
    戦前・戦後を通じて活躍した洋画家の深沢紅子(ふかざわこうこ 1903-1993)。紅子が愛した、華やかではなくともたくましく爽やかに咲く野の花の水彩画を集めた展覧会が、武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中です。
    会場
    会期
    2012年9月15日(土)~11月4日(日)
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