桜の季節とともに、新たな作品との出会いを楽しんでみませんか? 大阪・関西万博の開催にあわせるように、関西エリアで注目の展覧会が目白押し。新開館のミュージアムも注目が集まります。東京版はこちらです。
「OPENNESS!」を掲げる、新時代の美術館が鳥取に誕生!
ほぼ最後の県立美術館となる鳥取県立美術館がついに開館! 槇文彦氏率いる槇総合計画事務所が設計した建築は、大御堂廃寺跡を望む開放的な空間が特徴。陽光あふれる館内で、アートを浴びるように楽しめる美術館です。多様な価値観を受け入れ、新たな創造を生み出す精神も込め、ブランドワード「OPENNESS!」を掲げる新しい美術館は、3月29日開館です。

鳥取県立美術館【開館記念展】「アート・オブ・ザ・リアル 時代を超える美術」
直島に新たなアートの拠点がオープン
5月31日、直島・本村地区近くの高台に が開館! ベネッセアートサイト直島における安藤忠雄設計による10番目のアート施設として、アジアのアーティストの代表作やコミッション・ワークを展示・収集します。島全体のアート施設とつながりながら、アート×建築×自然×コミュニティが融合する新しいアート体験が楽しめます。
大阪初の「国宝展」、万博の年に開催!
2025年、大阪・関西万博の開催とともに、大阪市立美術館が開館以来初の大規模改修を経てリニューアルオープン。大阪初の「国宝展」が開かれます。約130件もの国宝が一堂に集結。大阪ゆかりの国宝も特集しながら、時代を超えて受け継がれてきた日本美の頂点を巡り、その魅力と感動を体感できる贅沢な機会です。「日本国宝展」は4月26日から。

大阪市立美術館「日本国宝展」
日本美術は“るつぼ”だった!異文化交流が生んだ至宝が集結
古今東西の文化が交わり、日本独自の美が生まれた…。その軌跡をたどるオールジャンルの展覧会が開催。弥生・古墳時代から明治期までの絵画、彫刻、書跡、工芸品など、国宝18件、重要文化財53件を含む約200件が一堂に集結。異文化との出会いから生まれたが美の奇跡を体感できる「日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―」は、京都国立博物館で4月19日から。

京都国立博物館「日本、美のるつぼ―異文化交流の軌跡―」
開館130周年の奈良博、記念展は「超国宝」
奈良国立博物館の歴史で最大規模の国宝展が開幕へ。開館130周年を記念する本展では、奈良ゆかりの国宝を中心に、約110件の国宝と約20件の重要文化財を含む約140件の名品が集結。神仏への祈りが込められた造形美を通じて、時代を超えて受け継がれる日本の精神と文化の輝きを紹介します。「超 国宝―祈りのかがやき―」は4月19日から。

奈良国立博物館「超 国宝―祈りのかがやき―」
常識をユーモラスに揺さぶる彫刻世界
ユーモアと風刺を交えながら、社会の規範や権力構造を問い直すオーストリアの美術家、エルヴィン・ヴルム。多様なメディアを用いた最新作《学校》、聖職者が奇妙なポーズをとる「司祭と修道女」シリーズなどを紹介する大規模展が開催。《ファット・ハウス》《ファット・カー》を日本で唯一常設展示する十和田市現代美術館ならではの は、4月12日から。
春の京都に、究極のモネが咲く
印象派の巨匠クロード・モネが、最晩年に情熱を注いだのがジヴェルニーの庭の「睡蓮」。その集大成ともいえる2メートル超の大画面〈睡蓮〉を多数展示し、風景に包まれる体験を再現します。パリ・マルモッタン・モネ美術館の世界最大のコレクションをはじめ、日本初公開作品を含む名作が一堂に。「モネ 睡蓮のとき」は、京都市京セラ美術館で3月7日から。
ゲームの進化展、カプコンが創る世界
ドット絵から映画級の映像美へ。1983年の創業から世界的ゲームソフトメーカーに成長したカプコンの、半世紀にわたるゲームの歴史を辿る本展。大阪発・世界を魅了するカプコンのクリエイティブに迫り、企画書や原画、グラフィックワーク、最新技術まで、ゲーム誕生の舞台裏を一挙公開。「大カプコン展」は大阪中之島美術館で3月20日から。

大阪中之島美術館「大カプコン展」
魂の筆触は時代を超えて
ポーラ美術館で初のゴッホ展が開催。うねる筆致と鮮烈な色彩、そして劇的な生涯で世界を魅了し続けるゴッホ。その影響は、美術のみならず文化や社会にまで広がってきました。本展では、ゴッホの芸術が時代を超えて受け継がれる軌跡を辿り、現代における「ゴッホの価値」を問い直します。 「ゴッホ・インパクト-生成する情熱」は5月31日から。
巨人・横山大観、新収蔵の絶筆《不二》が初公開
明治から昭和にかけて日本画壇の中心を担った横山大観。その革新と情熱が生み出した名作の数々を、足立美術館開館55周年を記念して一堂に公開。代表作の富士図はもちろん、新収蔵の絶筆《不二》も初公開。時代を超えて輝き続ける大観の世界を堪能できる「横山大観の軌跡」は、3月1日から。