
川崎市岡本太郎美術館 企画展「岡本太郎と太陽の塔―万国博に賭けたもの」
岡本太郎の創造の原点に迫る展覧会が、川崎市岡本太郎美術館で開催される。
展覧会は、1970年の大阪万博において、会場中央にそびえ立った「太陽の塔」が誕生するまでの過程を、岡本の思想的背景とともに紐解く企画。
太陽の塔形は、当時のモダニズム建築とは一線を画したことなどから大きな反響を呼び、塔の地下空間には、仮面や神像といった民族資料が並び、岡本が唱えた「人間の原点」を体現する場として構成された。
展覧会では、岡本による油彩や彫刻、ドローイングをはじめ、「太陽の塔」の制作・建設過程の写真、国内外の民族資料約40点など約130点を展示。
5章構成で、岡本の取材旅行や執筆活動、万博直前の代表作《明日の神話》、そして太陽の塔の地下空間の再現映像までを網羅する。
また、日本工業大学のプロジェクトチームによる「甦るVR太陽の塔」の映像も公開。当時の地下空間と大屋根の展示が視覚的に蘇る。
企画展「岡本太郎と太陽の塔―万国博に賭けたもの」は川崎市岡本太郎美術館で、2025年4月26日(土)~7月6日(日)に開催。観覧料は一般 900円など。

川崎市岡本太郎美術館 企画展「岡本太郎と太陽の塔―万国博に賭けたもの」

川崎市岡本太郎美術館 企画展「岡本太郎と太陽の塔―万国博に賭けたもの」

川崎市岡本太郎美術館 企画展「岡本太郎と太陽の塔―万国博に賭けたもの」