東京・町田市にあるスヌーピーミュージアム。アメリカのチャールズ M. シュルツ美術館の世界唯一の分館で、2019年に六本木から移転オープンして以来、多くのファンで賑わっていました。
このたび、館内各所が大幅にバージョンアップ。新しくなったスヌーピーミュージアムをご紹介しましょう。
まずはエントランスに、大きく口を開けたスヌーピーが登場。スヌーピーの口を通り抜けて、ミュージアムに入っていきます。
スヌーピーミュージアム 外観
ミュージアムに入ったら、まず天井をご覧ください。雲のような形のミラーに、スヌーピーやピーナッツ・ギャングがあしらわれており、来場者をお迎えする仕掛けです。
「ウェルカム・スヌーピー」
エレベーターで3階に進むと、常設展示の最初は新設された「スヌーピー・ワンダールーム」。ぬいぐるみ、洋服、ステーショナリーなど、無数のスヌーピー・グッズで埋め尽くされた空間です。
「スヌーピー・ワンダールーム」
続く展示室は「チャールズ・シュルツ・ギャラリー」。スヌーピーの生みの親、チャールズ・モンロー・シュルツは1922年生まれ。13歳の時に飼った犬のペット「スパイク」が、スヌーピーの原型になりました。
ピーナッツの新聞連載は、1950年からスタート。2000年2月13日の最後の連載まで、世界中の人々を魅了し続けました。
「チャールズ・シュルツ・ギャラリー」
続いて「ピーナッツ・ギャング・ギャラリー」。漫画「ピーナッツ」に登場する、スヌーピー、チャーリー・ブラウン、ルーシー・ヴァンペルト、ウッドストックらが、キャラクターごとに紹介されています。
ちなみに「ピーナッツ」の連載当初は、スヌーピーは4本足で歩く子犬。現在のイメージとはだいぶ違います。
「ピーナッツ・ギャング・ギャラリー」
展示は3階から2階へと進む構成。階段ホールにも楽しいグラフィックが続きます。
階段ホール
2階の「スヌーピー・ルーム」は、全長約8メートルのスヌーピーがいる人気エリア。リニューアルで、映像・光・音楽によるショー演出が追加されました。約5分間隔で、約2分のショーをお楽しみいただけます。
「スヌーピー・ルーム」
続く企画展示室では、リニューアルオープン記念の展覧会「旅するピーナッツ。」が開催。スヌーピーやピーナッツ・ギャングが旅を楽しむ様子を、貴重な原画などを通してお楽しみいただけます。
企画展「旅するピーナッツ。」
最後の展示室「スヌーピーの『ベリー・ハッピー・ホーム』」には、おなじみのスヌーピーの犬小屋が。付箋が用意されていますので、スヌーピーにひとことメッセージを書いて、貼っていってください。
「スヌーピーの『ベリー・ハッピー・ホーム』」
館内1階のミュージアムショップ「ブラウンズストア」では、ぬいぐるみ、フィギュア、アパレル、ステーショナリー、お菓子などをご用意。約半数にあたる165点が新商品として発売されました。
ミュージアムショップ「ブラウンズストア」
ミュージアムに隣接する「PEANUTS Cafe」も、グランドメニューが一新。企画展連動メニューや限定グッズも販売、スヌーピーミュージアムを眺めながら食事ができるテラス席も増えました。
「スパイクのメキシカンタコス スープ付き」(2,420円)と、「BackPack in フェイバリットココア」(1,034円)※ともに企画展連動メニュー
立地は東急田園都市線の南町田グランベリーパーク駅から徒歩4分。大型の商業施設内を通って進めば、ほとんど外に出ずに到着できます。
スヌーピーが大好きな人はもちろん、家族連れにも最適なミュージアム。入場特典として、入場した日に発表された「ピーナッツ」の作品を使った「スペシャルコミックチケット」が配布されるので、何度でも行きたくなりそうです。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2024年1月31日 ]
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