ー記録映像で甦る夏 1988~2010ー
1988年、「野外芸術祭」が未だ日本になかった時代、山梨県の白州町に音楽、演劇、舞踊、美術、建築、農業など、あらゆる表現に関わる人々が国内外から集い、稀有なお祭り「白州・夏・フェスティバル」が行われました。その後、生活と創造過程に重きをおいた「アートキャンプ白州」、「ダンス白州」とタイトルを変えながら、2010年まで続きました。その中心を担っていた田中泯は、農村地から都市を逆照射するかのように芸術の真髄を模索し発信しました。
本展ではその歴史を物語る記録映像や資料を展示し、「アートキャンプ白州」を山梨県で改めて紹介する機会とします。