特集
    2024-25年 冬のおすすめ展覧会 ベスト10 ― 東京版 ― [12月・1月・2月]

    寒さが増す季節、心まで温まるひとときを過ごしませんか? この冬、東京で開催されるおすすめのミュージアム情報をお届けします。暖かい館内で、知識と感動を深めるひとときを。全国版はこちらです


    1150年の時を越える、大覚寺の軌跡

    東京国立博物館で1月から開催されるのは「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」。平安時代初期に嵯峨天皇が離宮を造営し、後に嵯峨に大覚寺が開創されます。2026年、開創1150年を迎えるにあたり、狩野山楽の障壁画120面や歴代天皇の書、平安時代後期の仏像「五大明王像」など、密教美術の名品が展示されます。


    東京国立博物館 開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」


    六本木で蘇る古代エジプト

    六本木、森アーツセンターギャラリーには、ブルックリン博物館の古代エジプトコレクションから約150点の名品が集結します。彫刻やミイラ、宝飾品などを通じて、エジプト文明の高度な文化と人々の営みを探る「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」。ピラミッドの作り方や死後の世界など、これまでの展覧会では触れられなかった三千年の謎を解き明かします。


    森アーツセンターギャラリー「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」


    文化財を舞台にした“ちいさな世界”に驚嘆 [PR]

    ドールハウスや雛人形など、ミニチュアは文化や時代を超えて人々の心を惹きつけてきました。その精巧さは単なる縮小を超え、新たな視点や感覚を私たちに与えてくれます。ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」の「ミニチュア×百段階段 ~文化財に広がるちいさな世界~」で、ミニチュアが持つ魔法のような世界を堪能してください。

    【特別企画】受付で「アイエムを見た」と言えば、ポストカードをプレゼント!

    ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」 「ミニチュア×百段階段 ~文化財に広がるちいさな世界~」
    ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」 「ミニチュア×百段階段 ~文化財に広がるちいさな世界~」


    ピラミッドの壮大なスケールに没入

    12月1日、横浜駅直結のアソビルにてXR(クロスリアリティー)を楽しむことができるエンタテインメント施設「IMMERSIVE JOURNEY」がオープンします。第1弾作品は、世界15都市以上で150万人超を動員した「Horizon of Khufu」。ヘッドマウントディスプレイを装着して会場を回遊しながら、古代エジプトを舞台にしたクフ王とピラミッドにまつわる歴史体験へ没入することができます。


    芸術家・ル・コルビュジエのすがた

    パナソニック汐留美術館では「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」を開催。近代建築の巨匠であり優れたル・コルビュジエ(1887-1965)は、芸術家としての顔も併せ持っています。会場では、絵画や彫刻、タペストリーを紹介し、芸術と建築、デザインが反応し合ったコルビュジエのすがたに迫ります。


    パナソニック汐留美術館「ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965」


    英国の異才、オーブリー・ビアズリー

    ろうそくの光をたよりに、精緻な線描や大胆な白と黒の色面からなる、きわめて洗練された作品を描きながらも、25歳で世を去った画家オーブリー・ビアズリー(1872-1898)。初期から晩年までの挿絵や希少な直筆の素描など約200点を通じて、ビアズリーの歩みをたどる「オーブリー・ビアズリー展」は、三菱一号館美術館で2025年2月15日から。


    三菱一号館美術館「オーブリー・ビアズリー展」


    新年を祝う瑞祥の造形美

    めでたいことの訪れを告げる、「瑞祥(ずいしょう)」。新しい年の到来を喜び、人生の節目に幸福を願う気持ちは、古くからさまざまな造形に表されてきました。皇居三の丸尚蔵館で新年の1月4日から開催の「瑞祥(ずいしょう)のかたち」では、伊藤若冲の動植綵絵や蓬莱山絵巻、鳳凰之図などが並びます。


    皇居三の丸尚蔵館「瑞祥(ずいしょう)のかたち」


    ガレ芸術を堪能

    サントリー美術館では「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」を開催。ガラスだけでなく、陶器、家具において独自の世界観で名声を極めたエミール・ガレ(1846-1904)。ガレの創造性の変遷と精神性豊かな芸術を堪能することができます。 (


    サントリー美術館「没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」


    テクノロジーとアートが出会う未来

    ゲームエンジンやAI、VR、ARなどの新しいテクノロジーを活用した現代アートを紹介するのは、森美術館「マシン・ラブ:ビデオゲーム、AIと現代アート」。デジタル空間での新しい美学やインタラクティブな創造活動を促進し、ジェンダーや人種の枠を超えた表現を可能する技術。環境問題や倫理、多様性といったグローバルな課題を掘り下げつつ、人類とテクノロジーの関係を探求するアーティストを紹介します。


    光と音で蘇るミュシャの傑作

    アール・ヌーヴォーの代表的な画家の一人、アルフォンス・ミュシャ(1860–1939)。洗練されたエレガンスとモダニズムの象徴として多くのアーティストに影響を与えました。 ヒカリエホール 「グラン・パレ・イマーシブ 永遠のミュシャ」では、ミュシャの傑作を高解像度プロジェクションを通して没入体験。ミュシャの人生や画業を学術的な視点で紹介します。


    ヒカリエホール「グラン・パレ・イマーシブ 永遠のミュシャ」


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    IMMERSIVE JOURNEY
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