世界を舞台に活躍する前衛芸術家、草間彌生(1929-)さんの国内における過去最大級の個展が来年開催される事となり、2016年9月28日(水)、都内で記者発表が行われた。
草間さんは1950年代後半に単身ニューヨークに渡って以降、絵画、彫刻、インスタレーション、映像、小説、詩など広範に活動。近年では欧米、中南米、アジア、そして日本など世界各地で大規模な個展を次々と成功させるなど精力的な活動を続けている。
展覧会は第1部「21世紀の草間彌生」、第2部「20世紀の草間彌生」の2部構成。第1部では草間さんが2009年から意欲的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」から厳選した約130点を一挙に公開(全作品が日本初公開)。第2部では水玉をモティーフとした作品、ネット・ペインティング、ソフト・スカルプチュア、ミラー・ルームなどを展示。多岐にわたる草間芸術の全貌を、初期から最新作まで総合的に紹介する。
出展作品は第1部・第2部あわせて約250点の予定。東京での草間さんの大規模展は2004年(東京国立近代美術館、森美術館)以来、13年ぶりとなる。
この日の記者発表には草間さんも登壇。展覧会について「芸術による希望と私の情熱を少しでも感じていただければ」と、涙ぐみながら語る場面もあった。
「草間彌生 わが永遠の魂」は国立新美術館 企画展示室1Eで2017年2月22日(水)~5月22日(月)に開催。観覧料は一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円。前売りはそれぞれ 200円引きで2017年1月1日(日・祝)から発売。「草間彌生トートバッグセット券(2,000セット限定、5,000円)」「草間彌生《南瓜(かぼちゃ)》キーリングセット券(3,000円)」は、2016年11月1日(火)から発売。
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