(左から)室屋泰三氏(国立新美術館主任研究員)、南雄介氏(国立新美術館副館長)手塚治虫が亡くなった1989年から現在までの25年間に焦点をあて、複合的メディア表現として深化している日本のマンガ、アニメ、ゲームを総合的に展望する展覧会が東京と兵庫で開催される事となり、2015年2月4日(水)、都内で発表会が開催された。
展覧会は「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」。日本のマンガ・アニメ・ゲームは国際的にも注目度が高く、「100年後には第2のジャポニスムと言われるかも」(国立新美術館・南雄介副館長)と評されるが、3ジャンルを包括的に取り扱う企画は世界的にも珍しい。
1989年以降に制作されたマンガ、アニメ、ゲーム作品について、作品と作品の関係性、そして同時代の社会やテクノロジーと作品との関係を概観。「プロローグ:現代のヒーロー&ヒロイン」「テクノロジーが描く「リアリティー」―作品世界と視覚表現」「ネット社会が生み出したもの」「出会う、集まる―「場」としてのゲーム」「キャラクターが生きる=「世界」」「交差する「日常」と「非日常」」「現実とのリンク」「エピローグ:作り手の「手業」」の8章で構成する。
取り上げられるタイトルとして、この日は「NARUTO」「ストリートファイターII」「ドラゴンクエスト」「電脳コイル」「バイオハザード」「ファイナルファンタジーⅦ」「コロニーな生活」「ドリームキャスト シーマン」「モンスターハンター2」「ダンスダンスレボリューション」「メタルギア ソリッド」などが紹介された。
「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」は東京・港区の国立新美術館 企画展示室1Eで2015年6月24日(水)~8月31日(月)、兵庫県立美術館 ギャラリー棟 ギャラリーで9月19日(土)~11月23日(月・祝)に開催。東京展は当日一般 1,000円、大学生 500円。前売はそれぞれ200円引き。
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