巡回展

    内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙
    東京都
    2024年6月11日(火)〜8月25日(日) 国立西洋美術館
    開催中[あと56日] 展覧会の詳細はこちら
    北海道
    2024年9月7日(土)〜9月29日(日) 札幌芸術の森美術館
    開催まであと69日 展覧会の詳細はこちら

    印刷技術のなかった中世ヨーロッパにおいて、写本は人々の信仰を支え、知の伝達を担う主要な媒体でした。羊や子牛などの動物の皮を薄く加工して作った紙に人の手でテキストを筆写し、膨大な時間と労力をかけて制作される写本は、ときに非常な贅沢品となりました。華やかな彩飾が施され、一級の美術作品へと昇華を遂げている例も珍しくありません。

    当館では2015年度に、筑波大学・茨城県立医療大学名誉教授の内藤裕史氏より、写本リーフ(本から切り離された一枚一枚の紙葉)を中心とするコレクションを一括でご寄贈いただきました。その後も2020年にかけて、内藤氏ご友人の長沼昭夫氏からも支援を賜りつつ、新たに26点の写本リーフを所蔵品に加えています。

    当館は、2019-20年度に三期にわたり開催した小企画展で、内藤コレクションを紹介してまいりました。しかし、コロナ禍のさなかでもあったため、それらは小規模なものにとどまったと言わざるを得ません。こうした事情をふまえて、改めて内藤コレクションの作品の大多数を一堂に展示し、皆様にご覧いただくべく企画されたのが本展です。また当館では、コレクションの寄贈を受けて以来、国内外の専門家の協力を仰いで個々の作品の調査を進めてきました。本展はその成果をお披露目する機会ともなります。

    本展は、内藤コレクションを中心に、国内の大学図書館のご所蔵品も若干数加えた約150点より構成され、聖書や詩編集、時祷書、聖歌集など中世から近世初頭にかけて普及した写本の役割や装飾の特徴を見ていきます。書物の機能と結びつき、文字と絵が一体となった彩飾芸術の美、「中世の小宇宙」をご堪能いただければ幸いです。

    (公式サイトより)

    おすすめレポート
    学芸員募集
    【2024年5月開館】「名古屋刀剣ワールド/名古屋刀剣博物館」正規学芸員を募集! [愛知県名古屋市中区栄3丁目35番43号(名古屋刀剣ワールド/名古屋刀剣博物館)]
    愛知県
    【公益財団法人札幌市芸術文化財団】 学芸員(正職員)募集中! [札幌芸術の森美術館 他]
    北海道
    【DIC川村記念美術館】学芸員・レジストラーを募集しています [DIC川村記念美術館]
    千葉県
    公益財団法人せたがや文化財団 総合職員【美術館学芸員】募集 [世田谷美術館(世田谷区砧公園1-2)及び分館]
    東京都
    東京国立博物館学芸企画部ボランティア室 事務補佐員募集中 [東京国立博物館]
    東京都
    展覧会ランキング
    1
    国立西洋美術館 | 東京都
    モネ 睡蓮のとき
    開催まであと97日
    2024年10月5日(土)〜2025年2月11日(火)
    2
    東京国立博物館 | 東京都
    カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話
    開催中[あと28日]
    2024年6月12日(水)〜7月28日(日)
    3
    SOMPO美術館 | 東京都
    ロートレック展 時をつかむ線
    開催中[あと85日]
    2024年6月22日(土)〜9月23日(月)
    4
    国立西洋美術館 | 東京都
    内藤コレクション 写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙
    開催中[あと56日]
    2024年6月11日(火)〜8月25日(日)
    5
    細見美術館 | 京都府
    美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶-
    開催まであと69日
    2024年9月7日(土)〜11月24日(日)