「脳」をテーマにその時々の「心」を映して作品を制作し続けている佐々木里加さんの本年文化庁芸術家海外研修から帰国後初、高島屋でも初めての個展を開催いたします。
本展では5m超の代表作をはじめ半立体作品、電気を用いた作品等、佐々木さんのこれまでの多様な手法・素材の作品を、大作中心に約15点展示いたします。
佐々木さんは、自らの脳の立体造形物を素に、ある時は透明感のある、ある時は発光するような、時に電脳社会の曼陀羅の様を呈し、又、物質としての実存感のある、といったその時その時の自分の心=脳を、その脳内に浮かぶイメージに最も忠実に表現しうる手法・素材を用いて制作しておられます。
今回は特に研修先のニューヨークから受けた印象から「心」を「華」に見立てた新作で会場と来場者の心を彩ります。
<佐々木 里加 略歴>
94年毎日新聞社主催現代日本美術展出品(97,99,00年同展入選,98年賞候補)。99年第5回1.1.島屋「美の予感—洋画」展出品、第2回高島屋「写実の世紀」展出品。文化庁芸術家国内研修員。01年高島屋「新世紀をひらく美」展出品。02年青梅市立美術館企画個展。損保ジャパン美術財団選抜奨励展(02,03年同展出品)。05年独立展独立賞(06年会員推挙)、女流画家協会展女流画家協会賞(同年委員推挙)。07年VOCA展。09年文化庁主催国民文化祭「THE・女流展」。11年日本橋三越「THE・女流展」、文化庁芸術家海外研修員。現在独立美術協会会員、女流画家協会委員。