《雲龍図屏風》 伝 狩野永徳 筆 安土桃山時代 六曲一双
大画面に二頭の龍が大きく配置された屏風。
右隻のほうは波が激しく打つ岩に巻きつき、左隻のほうは波の上を飛んでいる。波の激しさや周りの雲から緊迫感が伝わる。顔面が細長く鼻が下向きの龍は永徳作の特徴。
筆づかいなどから弟子の作とも考えられている。
担当者からのコメント
龍のもつ威厳やかっこよさが素晴らしいのはもちろんですが、黒目が大きいところがかわいらしくも見えるところが推しポイントです。
現在開催中の企画展「おカネの中の日本文化」で見ることができます。近くで見ると龍が大きくて驚きますよ!