2018年7月6日(金)、東京・港区のパナソニック 汐留ミュージアムで「没後50年 河井寛次郎展 ―過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今―」のプレス向け内覧会が開催された。
近代陶芸や民藝運動で知られる河井寬次郎(1890-1966)の没後50年を記念して開催する大回顧展。
河井寬次郎は島根県安来市生まれ。初個展で「天才は彗星のごとく現る」と絶賛を浴びたが、次第に自らの作陶の在り方に疑問を抱き、東京高等工業学校(現・東京工業大学)窯業科の後輩でもある濱田庄司を介して柳宗悦と親交を結ぶと、それまでの作風を一変。実用を重んじた力強い作品に変化した。その後、柳や濱田と民藝運動を推進した。
戦後は自由で独創的な造形表現を展開し、その卓越した芸術性は現在でも国内外で高い評価を受けている。
展覧会では河井寬次郎記念館所蔵作品を中心に、本邦初公開となる山口大学所蔵作品などの陶芸や、木彫、書、調度類などを紹介。寬次郎の仕事の全貌と深い精神世界を辿る。
「没後50年 河井寛次郎展 ―過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今―」はパナソニック 汐留ミュージアムで、2018年7月7日(土)~9月16日(日)に開催。観覧料は一般 1,000円、65歳以上 900円、大学生 700円、中・高校生 500円、小学生以下は無料。
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