
東京都写真美術館「ロバート・キャパ 戦争」会場
戦後80年を迎える今年、20世紀を代表する報道写真家ロバート・キャパの作品を通じて、戦争の記憶とその意義を考える展覧会「ロバート・キャパ 戦争」が東京で開催される。
ロバート・キャパ(1913-1954)は「カメラの詩人」と称されるとともに、時代の証言者として歴史に名を刻んだ写真家。
スペイン内戦、日本軍による中国・漢口爆撃、第二次世界大戦の北アフリカ戦線やノルマンディー上陸作戦など、歴史的な戦場に立ち会い、命がけで数々の写真を撮影。
戦争の苛烈な現実を伝えるだけでなく、そこに生きる人々の姿や感情を鮮やかに写し出しており、今もなお強いメッセージを放ち続けている。
展覧会では、東京富士美術館が所蔵するキャパの約1,000点に及ぶコレクション・プリントの中から、“戦争”に焦点を当てた作品約140点を厳選して展示。彼が見た戦場のリアリティを、写真を通じて体感する。
展覧会「ロバート・キャパ 戦争」は2025年3月15日(土)~5月11日(日)、東京都写真美術館(B1F展示室)にて開催。観覧料は一般1,200円など。

東京都写真美術館「ロバート・キャパ 戦争」会場

東京都写真美術館「ロバート・キャパ 戦争」会場

東京都写真美術館「ロバート・キャパ 戦争」会場