京都国立博物館 平成知新館 特別展「雪舟伝説 ―「画聖(カリスマ)」の誕生―」会場
日本美術史を代表する画家の一人、雪舟(1420~1506?)が「画聖」と仰がれるようになった評価の形成を探る展覧会が、京都ではじまる。
雪舟は、備中国赤浜(現在の岡山県総社市)生まれ。幼い頃に上洛し、禅僧としての修行を積むかたわら画を研鑽。
遣明使節として明で3年間滞在した後に帰国し、宋元画を学んだ幅広い画風と骨太で力強い筆墨に特色ある作品を制作した。
現在、雪舟の作品は、一人の画家としては最多の6件が国宝に指定されているなど(2位は狩野永徳の4件)、その評価は日本美術史の中でも突出しているといえる。
展覧会では桃山時代の雲谷派や長谷川派、江戸時代の狩野派など、主に近世における多様な雪舟受容をたどりながら、「画聖」雪舟誕生の過程を明らかにする。
もちろん、雪舟による国宝6件も勢揃い(第一章「雪舟精髄」で一堂に展示)。会期中いつ行っても、6作品全てが鑑賞できる(山水長巻のみ、会期中巻き替えあり)。
特別展「雪舟伝説 ―「画聖(カリスマ)」の誕生―」は京都国立博物館 平成知新館で2024年4月13日(土)~5月26日(日)に開催。料金は未定。
巡回はせず、京都国立博物館だけでの開催となる。
京都国立博物館 平成知新館 特別展「雪舟伝説 ―「画聖(カリスマ)」の誕生―」会場
京都国立博物館 平成知新館 特別展「雪舟伝説 ―「画聖(カリスマ)」の誕生―」会場
京都国立博物館 平成知新館 特別展「雪舟伝説 ―「画聖(カリスマ)」の誕生―」会場