
東京国立博物館「東福寺」会場
京都を代表する禅寺の一つ、東福寺の寺宝をまとめて紹介する初めての展覧会が、東京ではじまる。
東福寺は嘉禎元年(1235)、日本から中国へと渡り、南宋時代の高僧、無準師範に禅を学んだ円爾(聖一国師)を開山に迎えて創建。
東福寺の名は、奈良の東大寺と興福寺になぞらえて、その一字ずつをとったことに由来する。
展覧会では「画聖」とも崇められた絵仏師・明兆が若き日に描いた記念碑的大作「五百羅漢図」全幅を、修理後初公開(会期中通して)。
応仁の乱による戦火を免がれた文化財や、巨大伽藍にふさわしい特大サイズの仏像、書画類の優品なども一堂に展覧する。
特別展「東福寺」は東京国立博物館で2023年3月7日(火)~5月7日(日)に開催。入館料は一般 2,100円など。事前予約は不要。東京展の後に、京都国立博物館に巡回する(10月7日~12月3日)。

東京国立博物館「東福寺」会場

東京国立博物館「東福寺」会場

東京国立博物館「東福寺」会場