東京オペラシティ アートギャラリー「Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎」会場
現代美術家の泉太郎(1976-)の作品を紹介する大規模な展覧会が東京で始まる。
泉は奈良生まれ。作品の内臓のようなシステムを作り、存在の可塑性を掘り起こす作品、メディア化された身体と生身の身体の間を行き来して家具的な彫刻を構築する作品など、多様な興味関心に根差した実験的な活動を続けている。
海外でも積極的に活動を行っており、2017年にパリのパレ・ド・トーキョーで海外初となる個展「Pan」を開催、2020年にはスイス・バーゼルのティンゲリー美術館でも個展「ex」を開催した。
今回の展覧会は、東京の美術館における初めての個展。
来館者はコインロッカーに入っている袋からシートを取り出し、身につけて入場。そのシートと、通路に架けられているポールなどを使って、会場内にテントを設営する。
また、マスク状の素焼きに頭部を入れて、仰向けになって体験するVRコンテンツも用意。さまざまなキーワードが絡み合う思考のプロセスと、コスプレ、キャンプ、被葬のような体験を織り交ぜて構成する。
「Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎」は東京オペラシティ アートギャラリーで2023年1月18日(水)~3月26日(日)に開催。入館料は一般 1,200円など。
東京オペラシティ アートギャラリー「Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎」会場
東京オペラシティ アートギャラリー「Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎」会場
東京オペラシティ アートギャラリー「Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎」会場