
太田記念美術館「信じるココロ ―信仰・迷信・噂話」会場
太田記念美術館で「信じる」をキーワードに浮世絵を読み解く展覧会がはじまる。
浅草寺のような大寺院から町中の稲荷社まで、江戸時代にはさまざまな民間信仰が庶民に親しまれ、縁日や出開帳のようなイベントは、数多くの人々で賑わった。
また、嘉永2年(1849)には於竹如来を始めとする3つの神仏がブームになったものの、ほどなくして流行は終息するなど、流行り廃りも激しかった。
展覧会では富士山や伊勢神宮などに人々が参詣した作品をはじめ、鯰が地震を起こすという迷信に基づいた「鯰絵」や、越後国(現在の新潟県)で海中から出現した人魚のような女性を描いた作品など、「信じる」をキーワードにさまざまな浮世絵が紹介される。
「信じるココロ ―信仰・迷信・噂話」は太田記念美術館で2022年2月4日(金)~2月27日(日)に開催。入館料は一般 800円など。

太田記念美術館「信じるココロ ―信仰・迷信・噂話」会場

太田記念美術館「信じるココロ ―信仰・迷信・噂話」会場

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