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バンくん みやざき歴史文化館 マスコットキャラクター(バンくん)の紹介 コンセプト 戦国末期に宮崎城主であった上井覚兼に城内で飼われていたとされる南蛮犬をモチーフにしています。 このマスコットキャラクターは、開館20周年(平成24年)の記念式典や特別企画展の軸となる宮崎城のアピールを目的としました。現在、みやざき歴史文化館のキャラとしてますますの活躍が期待されています。 平成23年7月 宮崎大学教育文化学部美術研究室にデザインを依頼。 平成24年2月 最終案の提供を受ける。 平成24年5月 名称も「さとワン」「かく犬」などを経て最終的に「バンくん」に決定。 宮崎城で飼われていた南蛮犬について 南蛮犬年表 ・天正12年(1584)10月24日 肥後国八代(熊本県八代市)に出陣中の上井覚兼は同盟関係にあった肥前国日野江城主(長崎県島原市)の有馬晴信から南蛮犬を贈られました。上井覚兼日記には、「まことに珍物であるとして見物衆が多く来たる」との記述があります。 ・同年12月晦日 上井覚兼は鹿児島の主君、島津義久に先の南蛮犬を献上します。しかし、これを殿中で飼うのは不吉との占いがあり、結局、上井覚兼が飼うことになりました。 天正15年(1587)5月頃 上井覚兼は日向国に侵攻した羽柴秀長(豊臣秀吉の弟)に降伏し宮崎城を去ることになります。その後、秀長が覚兼の南蛮犬を所望したので、覚兼は渋々ながらついに南蛮犬を引き渡しました。 南蛮犬の品種 ・有馬晴信はキリシタン大名として知られていますので、南蛮犬の入手ルートはイエズス会系の宣教師とみられます。 ・上井覚兼の南蛮犬が、見物客が来るほど珍しい品種であったことから考えると宣教師の出身地であるスペイン・ポルトガル原産の大きな犬ではなかったかと推測されます。このためマスコットキャラクター作成については「スパニッシュ・マスティフ」などをモデルとしております。 | ||
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