川崎のぼる ~汗と涙と笑いと~ 展

三鷹市美術ギャラリー | 東京都

1966年、「巨人の星」の連載が『週刊少年マガジン』で開始された。梶原一騎が原作を書いた父と子の相克を軸にした野球マンガは、少年誌で実力を発揮し始めた若手漫画家・川崎のぼるが作画を担当し、努力と根性によって弱者が強者に打ち勝つという日本の高度経済成長期における価値観と合致したことから、瞬く間に人気マンガへと成長する。 「巨人の星」(1966-71年連載)では劇画で培ったシリアスかつ実験的な描写に筆をふるった川崎だが、翌年には「いなかっぺ大将」(『小学一年生』~『小学六年生』1967-70年代前半連載)で、新たに〈笑い〉の側面を開花させる。その後も「荒野の少年イサム」〔原作:山川惣治〕(『週刊少年ジャンプ』1971-74年連載)、「てんとう虫の歌」(『小学一年生』~『小学六年生』1973-75年連載)など、アクションや家族愛まで様々な作品を世に送り出し、70年代末からは青年誌にも活動の場を広げ、幅広い題材を描き分ける確かな技術は今なお高く評価されている。 本展覧会では、大阪で貸本漫画家としてデビューした初期の作品から、上京と前後して劇画作家たちと交流した青春時代、1967年から三鷹市に居住し生み出された作品など、戦後マンガ史と共に歩んだ川崎のぼるの約60年にわたる画業をふりかえる。
会期
2015年8月1日(土)〜10月12日(月)
会期終了
開館時間
10:00~20:00(入館は19:30まで)
※企画展期間以外は変更となる場合があります
料金
一般 600円/65歳以上・学生(大・高) 300円
※中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料
休館日 月曜日(9/21・10/12は開館)、9/24(木)
公式サイト http://mitaka.jpn.org/ticket/150801g/
会場
三鷹市美術ギャラリー
住所
〒181-0013 東京都三鷹市下連雀3-35-1 CORAL5F
0422-79-0033
川崎のぼる ~汗と涙と笑いと~ 展のレポート
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オレはいま、猛烈に感動している
「巨人の星」「いなかっぺ大将」「てんとう虫の歌」など多くのヒット作で知られる、マンガ家の川崎のぼるさん(1941-)。戦後の日本マンガ史と共に歩んだ約60年に及ぶ画業を振り返る展覧会が、三鷹市美術ギャラリーで開催中です。
会場
会期
2015年8月1日(土)~10月12日(月・祝)
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