万国博覧会の世紀 -明治の工芸-

    石川県立美術館 | 石川県

    日本と万国博覧会の関わりは、慶応3年(1867)、パリ万博に江戸幕府と薩摩・佐賀両藩が参加したことから始まり、明治6年(1873)のウィーン万博に初めて国として参加し、江戸時代以来の優れた技に支えられた工芸品によって世界を魅了しました。明治維新は政治的にも、社会的にも、また経済的にも激変をもたらし、旧来のパトロンを失った工芸職人たちは一時窮乏にさらされましたが、石川県は国策としてとられた殖産興業の施策にいち早く反応し、明治5年(1872)には金沢博覧会の開催、以後石川勧業場の設置、金沢銅器会社の設立、金沢工業高校の開校など藩政時代以来の伝統工芸の復興発展に努力した結果、多くの優れた工芸家を生み出しました。  当館には旧美術館以来、この時代の作品が多数収蔵されています。近年、万国博覧会の時代再検証の風潮とあいまって、高度の技術が駆使されたことで世界の注目を集め、西洋の工芸界に大きな影響を与えたといわれている明治の工芸、陶芸では九谷庄三、春名繁春、宮川香山、漆工の大垣昌訓、笹田月暁、米田孫六、金工の水野源六、山尾次吉、米沢弘正など24作家、それに九谷陶器会社、金沢銅器会社の製品など34点を特集展示し、その魅力を紹介いたします。  また近代九谷の原点となった古九谷も合わせて展示いたしますので是非ご覧下さい。
    会期
    2005年1月4日(火)〜1月30日(日)
    会期終了
    開館時間
    9:30~18:00(入場17:30まで。季節や展示により延長あり)
    【カフェ】
    国内外のコンクールで受賞を重ねた、石川県出身のパティシエ辻口博啓氏プロデュースのカフェ
    「LE MUSEE DE H KANAZAWA(ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ金沢)」
    10:00~19:00(年中無休)
    ※美術館ご観覧の方は平日のみドリンクの割引があります。
    会場
    石川県立美術館
    住所
    〒920-0963 石川県金沢市出羽町2-1
    076-231-7580
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