世界最古の絵画は6万年以上前に描かれた洞窟壁画といわれていますが、人類が色を使って表現したその瞬間から、現在にまで至る長い探究が始まりました。かつて、近代フランスの前衛美術グループであるナビ派の作家モーリス・ドニが「絵画とは、ある一定の秩序のもとに集められた色彩によって覆われた平面である」と言葉を残したように、絵画は作家が創出した色の世界です。オーギュスト・ルノワールら印象派は、色の三原色を基調とした筆触分割により革命を興し、色彩によって対象の真実を描き出そうとするフォーヴィストら多様な表現を生み出す起点となりました。
本展覧会では視覚芸術において大きな意味をもつ“色”に改めて注目し、三原色のひとつでもある青色に焦点を当て、その色にひそむ作家の狙いや記憶を探ります。当館コレクションよりフランス・日本の近代から現代までの青に関係の深い作品と、モノクローム(白黒)の作品を併せて紹介します。
青の章では、荒天の風景を好んで描いたモーリス・ド・ヴラマンクや、澄明な空や海の表現から “巴水ブルー”と呼ばれ多くの人を魅了した川瀬巴水らを、モノクロームの章では、藤田嗣治のしなやかな線描の銅版画や、津高和一の詩的な響きを感じる油彩画、濱田庄司の白釉の陶作品などを展観します。作家たちの色と、そのあわいに込められた鼓動を感じてください。
◆講演会
「絵画における青とモノクローム」
日時 :5月31日(土) 13:30-15:00 (開場13:00)
講師 :泉谷 淑夫 氏 (画家/大阪芸術大学 客員教授/岡山大学 名誉教授)
会場 :BBプラザ(シマブンビル) 13階 会議室
参加料 :600円 (展覧会当日観覧券付き)
定員 :60名 (先着順/事前予約制)
*Googleフォーム、もしくはお電話にてお申込みください
*詳細はHPにてご確認ください
*席に余裕がある場合に限り、当日参加も可能です
◆イベント
・「ナイトミュージアム & 顧問トーク: Art(アート) Common(コモン) Sense(センス) 」
7月4日(金)は「ナイトミュージアム」として、開館時間を19:30(最終入館19:00)まで延長します。
併せて、当館のこれまでとこれからの展覧会やコレクションについて、名誉顧問と現顧問の2人がざっくばらんに語る「顧問トーク」を開催します。
日時 :7月4日(金) 18:00-19:15
講師 :坂上 義太郎 (当館 名誉顧問)
中塚 宏行 (当館 顧問)
会場 :展示室
参加料 :無料 (要展覧会観覧券)
定員 :20名程度 (予約不要)
・「ギャラリートーク」
展示作品について、担当学芸員がお話します。
日時 :5月13日(火)、6月18日(水)、7月17日(木)
各日15:00-15:30
会場 :展示室
参加料 :無料 (要展覧会観覧券)
定員 :各15名程度 (予約不要)
◆BBミュージアムマルシェ
作家の作品や雑貨・本の販売、飲食ブース、子ども向けゲームなどどなたでも楽しめる
1日限定のマルシェです。
日時 :7月12日(土) 11:00-16:00
会場 :BBプラザ 2階
*同日は「ひょうごプレミアム芸術デー」として、入館者全員に当館オリジナルの
絵はがきをプレゼントします!
◆特別企画
会期中、青色のものを身に着けてご来館の方に、絵はがきをプレゼント!
受付で「青色の○○を着ています。(持ってきています)」とお伝えください。