北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2023

富山市内各所(中島閘門エリア、環水公園エリア、岩瀬エリア) | 富山県

岩崎貴宏《Out of Disorder (Layer and Folding)》2018年 作家蔵 展示風景:特別展「跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー」(京都市京セラ美術館、2023年) Photo: Koroda Takeru
展覧会タイトルの「物質的想像力」とは、フランスの科学哲学者、ガストン・バシュラール(1884-1962)の著書『水と夢:物質的想像力試論』の中で物質(マテリアル)を詩学的な視点から論じる際に使われた用語です。 人間の心理や文化における水の象徴的な意味を探求する哲学書である本著の中で、バシュラールは主観的認識から幻想性や独創性を取り上げ、多くの人々が深層で共有するイメージの問題として、物質をきっかけにする想像力について論じています。この「物質的想像力」という言葉をもとに、詩学としての芸術について、あるいは個の表現について考察していきます。 こういった視点が作品上で成り立つためには、作者の生の反映として作品を捉え、またその制作を個々の物語を紡ぐ行為として捉えていく必要があります。タイトルにある「縁起」とは、作者のそのような行為であり、それを突き動かす「何か」です。それはまったく個人的であると同時に世界的でもある、名状し難い「何ものか」なのです。 展覧会では、富山市の中心部から富山湾まで約5kmに渡る富岩運河沿いにある3つのエリアを船で辿りながら鑑賞します。環水公園や美術館、中島閘門、伝統的な街並みなどで工芸、現代アート、アール・ブリュットを跨ぐアーティスト26名を紹介します。 水は多くの文化で生命、清浄さ、創造性、変容、無意識などの象徴として認識されています。「物質的想像力」と「水」という概念を頼りに作品を訪ね、内面と目前の外界と関わり、空想と現実の空間が象徴するさまざまな意味を感知する—この展覧会がそのための夢見る世界への扉となるでしょう。 (公式サイトより)
会期
2023年9月15日(金)〜10月29日(日)
会期終了
開館時間
10:00-16:30(入場16:00まで)
料金
チケット(ガイドブック付き)|
一般 2,500円(前売り券 2,000円) 高校生 1,500円 (前売り券 1,000円)
樂翠亭美術館(水曜休)、電タク、桝田酒造店 満寿泉 *会期中のみ

*チケット1枚につきお一人様限り、全ての有料会場に1回のみ入場可能です。
*オンライン購入の方は、樂翠亭美術館、電タク、桝田酒造店 満寿泉のいずれかへお越しください。
休館日 樂翠亭美術館(水曜)、富山県美術館(水曜)、ほか会期中無休
チケットを買う https://artsticker.app/events/2447
公式サイト https://goforkogei.com/
会場
富山県富山市 富岩運河沿い(環水公園エリア、中島閘門エリア、岩瀬エリア)
住所
富山県
北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI 2023のレポート
3
北陸3県を舞台に工芸の魅力を今日的視点で発信。今年は富山市のみで開催
市の中心部から富岩運河沿いの3エリアが会場に。アーティスト26名が参加
現代アートやアール・ブリュットも展示。遊覧船での移動もおすすめします
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