びちゃ
ウィーン・モダンよりもシーレは充実していたが、ドローイングが多く、油彩は少なかった。とはいえ、展覧会としては非常に良かった。素人だからデッサン力とか色彩の技術とか分からないが、シーレは何となくカッコよく、色彩による個人の心的な不安感、社会な不穏当な時代背景を感じさせる。つまりどぎつい程しつこい程人に訴えかけてくる表現だと思う。だから油彩ではなく、ドローイングでも面白く、見ていて惹かれてしまう。コロマン・モーザーは1913年にホドラーと会ってから大きな影響を受けた作品となっていたのが印象的だった。