《能面「白露」の面衣》 

この作品の応援メッセージを見る

《能面「白露」の面衣》 

もりおか歴史文化館


-兎の毛皮に守られて。
4代盛岡藩主 南部重信が自ら作ったものとして代々大切にされてきた能面「白露」。9代盛岡藩主 南部利雄の代に制作された「御能面目録」(1753年)には、この能面「白露」の面衣(能面を保護する緩衝材)に関する記述もあり、そこには「花色地・柘榴モヤウ金入・内兎ノ毛」と、内側に兎毛が使われていたことが記されています。幸い能面「白露」は、面衣や面袋とともに現存しており、これが「兎ノ毛」の面衣であると考えられます。


担当者からのコメント

もりおか歴史文化館に収蔵されている能面の中で、面衣まで残っているのは能面「白露」のみです。作られた当初から面衣があったかは分かりませんが、宝暦3年(1753)に制作された「御能面目録」に記されている形状と現存しているものは一致しています。少なくともこの時代から「兎」の毛を用いた面衣によって能面「白露」は守られていたものと考えられ、非常に大切にされていた様子がうかがえます。


この作品の応援メッセージを見る
この作品に投票する
投票は締め切りました。たくさんの応援ありがとうございました。
おすすめレポート
学芸員募集
新居浜市美術館 学芸員募集中 [あかがねミュージアム(新居浜市美術館および新居浜市総合文化施設)]
愛媛県
東山旧岸邸 正社員・契約社員 募集! [東山旧岸邸]
静岡県
鎌倉 報国寺 学芸員募集(正職員) [報国寺]
神奈川県
【新卒/経験者OK】都内環境啓発施設、常勤スタッフ(コーディネーター)募集中! [武蔵野市環境啓発施設「むさしのエコreゾート」、エコギャラリー新宿(新宿区立環境学習情報センター・区民ギャラリー) など]
東京都
国分寺市 学芸員(埋蔵文化財担当)募集 [国分寺市教育委員会ふるさと文化財課]
東京都
展覧会ランキング
1
国立西洋美術館 | 東京都
西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで
開催中[あと48日]
2025年3月11日(火)〜6月8日(日)
2
ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo(豊洲) | 東京都
ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金
開催中[あと139日]
2025年3月8日(土)〜9月7日(日)
3
東京国立博物館 | 東京都
イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~
開催中[あと104日]
2025年3月25日(火)〜8月3日(日)
4
東京都美術館 | 東京都
ミロ展
開催中[あと76日]
2025年3月1日(土)〜7月6日(日)
5
国立科学博物館 | 東京都
特別展「古代DNA ―日本人のきた道―」
開催中[あと55日]
2025年3月15日(土)〜6月15日(日)