《双鶏図》池上秀畝(いけがみ・しゅうほ、1874-1944) 明治後期~昭和前期
花鳥画を得意とした秀畝による鶏を描いた作品で、本作は兎図との双幅の一方(右幅)として伝わるものです。天に向かって鳴く雄鶏とそれを見守る雌鶏で、静と動、有色と白色を対比させています。穏やかな作品ですが、冠の赤と手前の草花の緑により華やかさが加えられています。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました