《青花鶏形水滴(せいかにわとりがたすいてき)》中村三四郎氏寄贈
(産地)ベトナム/(年代)15世紀/(説明)黎朝(大越国)がもっとも栄えたころにベトナムでは優れた青花陶磁が作られた。なかでも動物をかたどった大小の容器には生き生きとした表現の楽しい作品が多い。これもそうしたもののひとつで、片手に収まる小さな作品である。背中に開口部のある腹部は空洞で、くちばしの先に穴が開いているので水滴と思われる。インドネシアなど東南アジアの島々に向けて多数輸出された。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました