《黄初平》小杉未醒(放菴) 1915(大正4)年
小杉放菴記念日光美術館「黄初平」は『列仙伝』や『芸文類聚』などの古書にその名を見ることができる、中国の仙人。あるとき、鞭を振るい、周りの白い 石を叱って、石をことごとく羊に変じさせたという。小杉未醒(放菴)は「黄初平」をテーマに作品を何 点か制作しており、のちには、日本画でも 「黄初平」を描いている。小川芋銭 や村上華岳などにも「黄初平」を描いた作品があるが、油彩で描かれた「黄初平」はきわめてめずらしい。
担当者からのコメント:当館では、最も貸出の要望が多い作品です