《羊形青磁容器》中国 西晋(3~6世紀)
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館長江下流域で作られた古越磁とも呼称される青磁です。あらかじめ作っておいた2つの円筒を接合することで体とし、それに巻き角のある頭、4本の脚、尾を付け加えて、うずくまって首をのばしているヒツジの姿を写実的に仕上げています。表面に施された釉薬が今も美しさを保っています。奈良県蔵、奈良県立橿原考古学研究所保管。
担当者からのコメント:この作品は2015年1月25日(日曜日)までの期間限定で、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館が主催する特別陳列『十二支の考古学 -未-』にて見学できます。西アジアや日本のヒツジ、文字の「羊」や「未」にちなんだ展示品とともに、ヒツジと人の関わりの歴史をご紹介します。ぜひ、ご来館・ご見学下さい。