国内外で活躍する100人の写真家による、約200点の写真作品を紹介する展覧会が、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中です。

Bunkamura ザ・ミュージアム「東京好奇心 2020 渋谷」 会場風景
展覧会は写真家の強い“好奇心”と、「今という時代に向き合って欲しい」という思いから生まれたプロジェクト『東京好奇心 2018-2020』の一環。
2018年1月に渋谷ヒカリエでキックオフし、同年10月にパリ市4区庁舎で展覧会を開催。また2019 年4~6月にはベルリン市庁舎およびベルリン日独センターにて展覧会とシンポジウムが開催されました。
本展はその集大成といえます。

Bunkamura ザ・ミュージアム「東京好奇心 2020 渋谷」 会場風景 上田義彦 (左から)《M.Venus》 / 《Non title》
展覧会は4つのキーワードで構成されており、“IDENTITY”と“DIVERSITY”ではポートレイトを紹介。
アイデンティティ(個人)を追及した先には、ダイバーシティ(他者)が必ず見えてきます。

“IDENTITY & DIVERSITY”

“IDENTITY & DIVERSITY”
“HERE AND NOW”は、この瞬間に生きている事の素晴らしさやありがたさを感じる写真作品。
どんな時代にも困難や悲劇があったのと同時に、喜びと幸せな瞬間もあったはずです。

“HERE AND NOW” 本城直季 「Small Planet」より

“HERE AND NOW”
“TIMELESSNESS”は、時間を超えて人々を感動させる美しさ、時代を超えて継承すべきもの、そして、どんな時代も忘れてはいけないことなど。
一枚ものの写真作品であるアンブロタイプ(ガラス板を使った湿板写真)や、光をテーマにした若い世代の作品などが並びます。

“TIMELESSNESS” 土田ヒロミ 「Hiroshima Collection」より

“TIMELESSNESS”

“TIMELESSNESS” 瀧本幹也 「LOUIS VUITTONFOREST」より
本展は音声ガイドにスマホアプリ「33Tab/ミミタブ」を使用。J-WAVEのナビゲーター4名(ジョン・カビラ、クリス智子、ハリー杉山、マリエ)が、展示作品の中からそれぞれの視点で作品を選び、作品に対する思いを自らの言葉で解説します。このコンテンツは、会場外でもお楽しみいただけます。
[ 取材・撮影・文:古川幹夫 / 2020年10月19日 ]