SOMPO美術館「カナレットとヴェネツィアの輝き」会場
透視図法を用いて都市の景観を精密に描く景観画「ヴェドゥータ」を確立した画家、カナレット(本名 ジョヴァンニ・アントニオ・カナル、1697-1768)を紹介する展覧会が、東京ではじまる。
ヴェネツィアで生まれたカナレットは、1719年に父の舞台美術の仕事のためローマへ赴いた際に、景観画家と知り合って画家の道へ。
1720年頃にはヴェネツィアの都市景観を鮮やかに描き出した「ヴェドゥータ」で名を馳せ、その後も、英国のパトロンに恵まれ、1746年からは英国に長期滞在しながら現地の景観も描いた。
展覧会はカナレットの全貌を紹介する日本で初めての展覧会で、スコットランド国立美術館をはじめ、英国コレクションを中心に、油彩、素描、版画など約60点を展示。
18世紀の景観画というジャンルの成立過程をたどるとともに、カナレット以後の19世紀の画家たちの展開も取り上げる。
「カナレットとヴェネツィアの輝き」は、SOMPO美術館で2024年10月12日(土)~12月28日(土)に開催。観覧料は、一般 1,800円など。
SOMPO美術館「カナレットとヴェネツィアの輝き」会場
SOMPO美術館「カナレットとヴェネツィアの輝き」会場
SOMPO美術館「カナレットとヴェネツィアの輝き」会場
SOMPO美術館「カナレットとヴェネツィアの輝き」会場
SOMPO美術館「カナレットとヴェネツィアの輝き」会場