愛知県美術館「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」会場
アーティストによって作られた様々な椅子を紹介する展覧会が、愛知県ではじまる。
椅子は座るためだけでなく権威の象徴や、安楽や拘束のための道具、コミュニケーションの場として、多くのデザイナーや建築家によって創造されてきた。
またアーティストも作品としての椅子を通じて、社会の中の不和や矛盾、個人的な記憶や他者との関係性などを表現してきた。
展覧会では、マルセル・デュシャンの《自転車の車輪》を椅子表現の原点として、1960年代以降の現代美術における椅子を展示。
フランシス・ベーコンやアンディ・ウォーホル、草間彌生や名和晃平など、約30組のアーティストによる作品が並ぶ。
会場では、岡本太郎《坐ることを拒否する椅子》や、オノ・ヨーコ《白いチェス・セット/信頼して駒を進めよ》など、来場者も座ることが可能な椅子も設置されている(※オノ・ヨーコの作品は平日限定)。
「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」は、愛知県美術館で2024年7月18日(木)~9月23日(月・振休)に開催。観覧料は一般 1,500円など。
愛知県美術館「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」会場
愛知県美術館「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」会場
愛知県美術館「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」会場
愛知県美術館「アブソリュート・チェアーズ 現代美術のなかの椅子なるもの」会場