
東京ステーションギャラリー「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」会場
20世紀後半のベルギーを代表するアーティストのひとり、ジャン=ミッシェル・フォロン(1934-2005)の作品を紹介する展覧会が、東京ではじまる。
フォロンはブリュッセルのユックル地区生まれ。若き日に偶然出会ったマグリットの壁画に感銘を受け、1955年に移住したパリ近郊でドローイングを描くように。
フランスでは苦労を重ねるも、アメリカの『ザ・ニューヨーカー』『タイム』などの有力誌で注目され、1960年代初頭にはそれらの表紙を担当。その後は各国で高く評価され、世界中の美術館で個展が開催されるようになった。
展覧会では初期のドローイングから水彩画、版画、ポスター、そして晩年の立体作品まで約230点を紹介。
一見すると色彩豊かで詩情あふれる作品にみえながらも、環境破壊や人権問題など厳しい現実への告発も隠れているフォロンならではの作品世界を展観する。
日本でフォロンの大規模展が開催されるのは、1994年にBunkamura ザ・ミュージアムで開催されて以来、30年ぶりとなる。
「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」は、東京ステーションギャラリーで2024年7月13日(土)~9月23日(月)に開催。観覧料は一般 1,500円など。
©Fondation Folon, ADAGP/Paris, 2024-2025

東京ステーションギャラリー「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」会場

東京ステーションギャラリー「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」会場

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