「北アルプス国際芸術祭2024」記者発表会場
長野県大町市を舞台に、3年に1度開催されている「北アルプス国際芸術祭」第3回展の概要が、都内で発表された。
「北アルプス国際芸術祭」は長野県北西部に位置し、3,000m級の峰々が連なる北アルプスに囲まれた大町市で、2017年に第1回展がスタート。
現代アートの力で大町市の魅力を国内外に発信し、観光誘客により人々の交流を起こすことで地域の消費を拡大。持続可能な地域社会の実現を目的としている。
第2回展は、新型コロナウイルス感染拡大により1年の影響を経て2021年に開催された。
総合ディレクターを務めるのは、北川フラム氏。「水」「木」「土」「空」をメインテーマに、国内外のアーティストによる大町市の自然や風土を生かしたアート作品が集結。
5つのエリア(市街地エリア、ダムエリア、源流エリア、仁科三湖エリア、東山エリア)で作品が展開される。
ビジュアルディレクターは、前回に続き皆川明氏。大町の特徴でもある「水」をテーマに、山々から川、湖へ水が繋がる姿を線と点で表現している。
参加アーティストは、2024年3月14日時点で31組が決定済み。
会期中には、内陸の地形のため生まれた独自の食文化を紹介する公式カフェ&レストラン「YAMANBA」もオープンする。
「北アルプス国際芸術祭2024」は、2024年9月13日(金)~11月4日(月・祝)に開催。会期中の定休は水曜日。
作品鑑賞パスポートは、一般が前売 2,500円(2024年3月14日から発売)、当日 3,000円など。8月初旬を目途にガイドブックも販売予定。
芸術祭における作品制作や案内、運営など様々な取り組みをサポートするボランティアサポーターの募集も開始した。
北川フラム・総合ディレクター
皆川明・ビジュアルディレクター