
大阪中之島美術館「没後50年 福田平八郎」会場より 右奥壁面の作品が、新発見作品《水》
大正から昭和にかけて京都で活躍した日本画家・福田平八郎(1892-1974)の没後50年を記念し、大規模な回顧展が大阪ではじまる。
福田平八郎は大分市生まれ。京都市立美術工芸学校、京都市立絵画専門学校で絵画を学び、1921年の第3回帝展でた《鯉》が特選を受賞。
1932の第13回帝展に出展された《漣》は、あまりの斬新さに賛否両論が巻き起こったが、後に平八郎の画風の特徴を示す代表作とされ、重要文化財に指定された。
1961年には文化勲章を受章。大分市の第1号名誉市民にも選ばれている。
展覧会は関西では17年ぶり、大阪の美術館で初めてとなる福田平八郎の大規模な回顧展。
《漣》や《竹》(京都国立近代美術館蔵)、《雨》(東京国立近代美術館蔵)などの代表作を含む、初期から晩年までの優品を一堂に展示し、その画業を広く紹介。
福田平八郎の関係者宅に長年保管されていた新発見作品《水》も、初めて一般公開される。
「没後50年 福田平八郎」は2024年3月9日(土)~5月6日(月・休)、大阪中之島美術館 4階展示室で開催。観覧料は一般 1,800円など。

大阪中之島美術館「没後50年 福田平八郎」会場より

大阪中之島美術館「没後50年 福田平八郎」会場より

大阪中之島美術館「没後50年 福田平八郎」会場より

大阪中之島美術館「没後50年 福田平八郎」会場より

大阪中之島美術館「没後50年 福田平八郎」会場より

大阪中之島美術館「没後50年 福田平八郎」 展覧会限定グッズも登場