
豊田市美術館「未完の始まり:未来のヴンダーカンマー」会場
世界中からあらゆる美しいもの、珍しいものを集めた「ヴンダーカンマー(驚異の部屋)」をテーマにした展覧会が、豊田市美術館で始まる。
15世紀のヨーロッパで始まったヴンダーカンマーは、絵画や彫刻、、動物の剥製や植物標本、地図や天球儀、東洋の陶磁器などを揃え、美術館や博物館の原型とされている。
見知らぬ広大な世界を覗き見る展示空間である一方で、集める側と集められる側の不均衡や異文化に対する好奇のまなざしも潜んでいた。
展覧会では、リゥ・チュアン、タウス・マハチェヴァ、ガブリエル・リコ、田村友一郎、ヤン・ヴォーの作品を展示。
作家たちは歴史や資料を調査・収集し、現代のテクノロジーを交えながら、時を超えた事物の編み直しを試みていく。
豊田市美術館の隣には2024年4月26日に豊田市博物館が開館する予定で、本展は博物館の開館に向けた企画展。
「未完の始まり:未来のヴンダーカンマー」は2024年1月20日(土)~5月6日(月・祝)、豊田市美術館で開催。

豊田市美術館「未完の始まり:未来のヴンダーカンマー」会場

豊田市美術館「未完の始まり:未来のヴンダーカンマー」会場

豊田市美術館「未完の始まり:未来のヴンダーカンマー」会場