巡回展
上田薫(1928~)は、写真を使って対象を精巧に描き出す画家です。
作品の多くは、殻からつるりと落ちてくるなま玉子、スプーンから流れ落ちそうなジャム、水の流れや空など、一瞬で姿を変えるものをモチーフとしており、その鮮烈なイメージは、リアリズム絵画のなかに独自の位置を占めるものとして、高く評価されています。
本展では、初期から2000年代まで、半世紀に及ぶこの画家の歩むを、なま玉子をはじめとする代表作約70点によってたどります。
「大堀哲記念ミュージアム・マネージメント推進賞」を受賞しました