あやしいという言葉には、妖しい、怪しい、奇しいなど、さまざまな漢字を当てはめることができます。グロテスク、エロティック、退廃的、神秘的、ミステリアス・・・そのような美しいだけではくくることのできない魅力を持つ作品を、本展では「あやしい絵」としてご紹介します。
上村松園の《焰》や《花がたみ》、鏑木清方《妖魚》等、甲斐庄楠音《横櫛》、橘小夢《安珍と清姫》、秦テルヲ《血の池》等、脳裏に焼きつくほど美しく強烈な「あやしさ」をそなえた作品が多数出品されます。
アルフォンス・ミュシャ、ダンテ・ガブリエル・ロセッティ、など西洋美術のあやしい作品も紹介。