2021年は、日本天台宗の宗祖、伝教大師最澄がお亡くなりになってから1200年にあたります。
本展覧会は、最澄1200年遠忌の節目に、2021~22年にかけて、東京、京都、九州にある国立博物館の3館において開催、天台宗の総本山である比叡山延暦寺をはじめ、全国各地の天台宗諸寺院等が所蔵する国宝、重要文化財含む貴重な宝物を一挙に紹介する貴重な機会となります。
万人救済を目指した『法華経』の精神を重んじた天台宗は、広範な支持を得て全国に展開致しましたが、開催各館ではその立地を活かし、地域性にも重点を置き、各会場で特色ある展示となるよう意図しております。それぞれの内容をお楽しみいただければと思います。
また、延暦寺の本堂である「根本中堂」が、2016年度から10年かけて修理される予定となっており、この得難い機会を活かして平素ご覧頂けない関連文化財の公開を予定しております。