高岡は慶長14年(1609) 9月13日に加賀前田家2代当主・前田利長(1562~1614)によって開町され、2019年は410年の節目にあたります。
慶長14年3月、利長が隠居していた富山城は焼失します。翌月、幕府から許可を得て、当時「関野」といわれていた原野に城と城下町の造成を開始しました。それ以降、利長は9月に入城するまで多くの書状を出して造成を指揮しており、早急に高岡に入城したいという並々ならぬ熱意をうかがうことができます。
もともと利長は筆豆で多くの書状が残されており、最近の研究では約1,600通を超える書状が確認されています(大西泰正氏による)。内容も公私にわたり多様で、当時の政局や制度・慣習をはじめ、利長の性格がうかがえるものなどもあります。
本展では初公開史料のほか、当館が収蔵する前田利長の書状を中心に展示・紹介します。
・開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
・会場:新館企画展示室
☆会期中のイベント
特別展の理解をより深めていただくため、前田利長に関する3連続の講演会を開催いたします。
◎詳しくはこちら→郷土学習講座へ
https://www.e-tmm.info/nenkan2019.htm#2019lec
《展示説明会》
・日時:2019年8月3日(土)、9月7日(土)、10月5日(土) 各日14:00~14:30
・参加無料(申込不要)