東西美人画の名作 《序の舞》への系譜

    東京藝術大学大学美術館 | 東京都

    このほど、近代美人画の最高傑作である上村松園作《序の舞》(重要文化財)の修理が完成し、本展にてはじめて一般に公開される運びとなりました。上村松園(1875-1949)は、京都に生まれ鈴木松年や竹内栖鳳らに学びながら、独自の美人画様式を確立。官展を中心に活躍し、昭和 23 年(1948)、女性としてはじめての文化勲章を受章しました。昭和 11 年(1936)作の《序の舞》は、松園のもっとも充実した時期に制作された代表作のひとつです。 本展では、この機に、江戸時代の風俗画や浮世絵に近代美人画の源流を探りながら、《序の舞》に至る美人画の系譜をたどります。明治中期から昭和戦前期までの、東京と関西における美人画の展開を、松園をはじめ菱田春草、鏑木清方、菊池契月、北野恒富ら著名作家たちの名作を中心に俯瞰いたします。
    会期
    2018年3月31日(土)〜5月6日(日)
    会期終了
    開館時間
    10:00~17:00(入館は午後16:30まで)
    料金
    当日
    一般 1,400円
    大学生・高校生 900円

    前売
    一般 1,300円
    大学生・高校生 800円
    休館日 毎週月曜(※4月30日、5月1日は開館)
    公式サイト http://bijinga2018.jp/
    会場
    東京藝術大学大学美術館
    住所
    〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8
    050-5541-8600(ハローダイヤル)
    東西美人画の名作 《序の舞》への系譜のレポート
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    春爛漫の上野で東西の美女たちが大集結です。美人画の代表作ともいえる上村松園作《序の舞》は、制作から80年が経過した近年、絵具の剥落が生じていました。そのため2年にも及ぶ修理を行っていましたがこのほど修理が完了したお披露目と合わせて、江戸期の風俗画・浮世絵に近代美人画の源流を探りながら明治中期、昭和戦前期までの美人画を集めた展覧会が開かれました。この展覧会では、一般的には有料の音声ガイドを無料で借りることができます。竹下景子さんのしっとりと落ち着いたガイドと美人画を見るために選りすぐりのBGMも聴くことができます。さすが藝大ですね。
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