今回の展示で中心となるのは、1987年の開館記念事業として実施されたワークショップ「キース・ヘリングと子供たち:サウンド・フルーツ・プロジェクト」において、アメリカの世界的なポップ・アーティスト キース・ヘリングスが、多摩市の子どもたちと一緒に制作した壁画「平和」、「ぼくの街」とオブジェ・ツリーで、14年ぶり(※)の公開となります。
(※)1993年アフリカ映画祭の関連企画で展示されました。
『パルテノン多摩の美術分野における展覧会の出発点』となったこのプロジェクトから改めて20年を振り返ることで、パルテノン多摩が美術展において目指してきた方向性を明らかにします。
今後とも内外の質の高い美術作品の紹介、多摩地域の美術創作活動の支援、次の世代を担う子供たちが第一線の専門家とともに作品創作を体験することにより、創造の楽しさや喜びを学び感じることのできるワーク・ショップなど、さまざまな試みによる美術作品の展示やパフォーマンスを展開していきます。