めぐりめぐる、ワンシーン。

    特別展「ミュシャ 謎の絵画」

    堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館) | 大阪府

    【展示概要】 チェコを代表する芸術家アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)のパリ時代のフィナーレを飾る油彩画《クオ・ヴァディス》(1903-04年、1920年加筆)。縦横2メートルを超える大画面には、古代ローマの邸宅で少女が大理石像に口づける小説のワンシーンが描かれています。背後から覗き見る人物は、原作小説には登場しません。その正体や、このシーンが選ばれた理由など、本作にまつわる多くのことは、謎に包まれてきました。本展では、1979年に発見されるまで長らく行方不明だった《クオ・ヴァディス》の全貌を解き明かします。また、この絵画にいたるまでのミュシャの創作の軌跡を、代表的な版画作品をはじめ、挿絵、素描、油彩、ジュエリーによってたどり、当館が誇る世界有数のミュシャコレクションの魅力を余すことなく紹介します。さらに、堺市に伝わる絨毯の手織り技術「堺緞通」で織られた、ほぼ実寸大のタペストリーを初公開。1910年のアメリカで絨毯の原画となるはずだった絵画の歴史に、新たな1ページを刻みます。 【プロジェクト「ミュシャ×堺緞通」とは?】 115年前のアメリカで、《クオ・ヴァディス》を原画とする絨毯制作の構想がありました。ミュシャのもとで果たされなかったその夢を、現在この絵画を所蔵する堺市の伝統技術「堺緞通」とのコラボレーションで実現をめざすプロジェクトです。資金は2021年にクラウドファンディングで募り、392名の方々から522万1,000円のご支援をいただきました。製織を担うのは、技術を受け継ぐ大阪刑務所。約2年10か月の時を経て、2024年10月についに完成を迎えました。堺緞通史上、至高のタペストリーを、いよいよ本展で初公開いたします。
    会期
    2025年4月20日(日)〜8月17日(日)
    開催中[あと110日]
    開館時間
    9:30~17:15(入館は16:30まで)
    料金
    特別展観覧料
    〇一般900円(720円)
    〇高校・大学生550円(440円)
    〇小・中学生150円(120円)
    ※()は20人以上の団体割引料金

    ※小学生未満、堺市内にお住まいの満65歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方と介助の方は無料
    ※20人以上の団体は割引料金適用となります。事前にお問い合わせください。
    ※その他各種提携割引制度あり
    休館日 月曜日、休日の翌日(7月22日) *ただし、4月28日・4月30日・5月7日・8月12日は開館
    観覧時間の目安 ~60分
    公式サイト https://mucha.sakai-bunshin.com/event/mucha2025ex1/
    会場
    堺 アルフォンス・ミュシャ館(堺市立文化館)
    住所
    〒590-0014 大阪府堺市堺区田出井町1-2-200 ベルマージュ堺弐番館
    072-222-5533
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