《猪蒔絵夏蜜柑製菓子器》

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猪蒔絵夏蜜柑製菓子器明治19年(1886) (小)胴径10.1cm 高さ6.3cm (大)胴径12.0cm 高さ9.2cm

徴古館

本物の夏蜜柑の皮を用いて作られたユニークな菓子器です。形を保ちながら乾燥させた夏蜜柑の肉厚な外皮に、金蒔絵で菊花や蝶、ススキなどが表され、猪も右端にのんびりと座っています。
この菓子器は明治天皇の御遺物の一つ。蜜柑のように意表をついた素材を蓋物に転用するのは、明治天皇のお好みであったとされています。
明治天皇の第八皇女富美宮允子内親王が拝領され、その御長女の朝香宮紀久子女王が13代鍋島直泰氏に降嫁されたことから、侯爵(旧佐賀藩主)鍋島家に伝来しました。

担当者からのコメント:夏蜜柑のインパクトが大きいですが、ごつごつとした表皮に施された金蒔絵の猪たちにもぜひご注目下さい。

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